散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ベストオブベスト

(順不同)

僕達はまだその星の校則を知らない

僕はたちはまだこの星でうまく生きていくすべを何も知らない。でも、それを探し続けることこそが僕たちの“幸い”なのかもしれない──。

絶えず我らに依って変化する混沌をもがき、傷つきながらもわかり合おうとする。138億年の宇宙史にはあまりにちっぽけな、しかしそのわずかな一生に誇り高き生命体は希望の物語を繋ぐ。優しくて、あったかくてカラフルな光のインフレーション。ポポム。


★4.0

オカルトの森へようこそ THE MOVIE

『オカルト』、『カルト』、そして『コワすぎ!』シリーズまで、白石ワールド全開の集大成的なセルフオマージュは、最もコメディーに振り切ったヒーロー映画の“傑作”。

これも一つのさわやかな、世界の終わりの風景を見た。


☆3.7

 

 

ピンク・クラウド

2019年よりコロナ禍を経て、人類は一致団結するどころかむしろ世界の分断を加速させる。ますますヴァーチャル化していく生活圏で、与えられた自由に虚構のリアリティーを見る。柵で隔てられた獣同士がまるで安全圏から威嚇し合うように。触れ合うことなく、すなわち愛し合うこともなく、憎しみばかりを募らせる。ピンク色の毒雲が世界を覆っている。得てして愚かさは美しさでもある。終末の風景をなぞる。


☆2.9