散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ハウルの動く城

「美しくなかったら生きていたって仕方がない」 その純潔なる心ゆえに戦争と孤独の闇夜を行き来する空想家を、日常の暮らしへと繫ぎ止める無償の愛。あるいはそれは恋とも不可分なるマザーコンプレックス。と、あるロマンチストの告白。 ☆4.0

ラヂオの時間

妥協に妥協を重ね、理想とは程遠い現実を繰り返しながら、それでもいつかの小さな奇跡を信じて日々、懸命にもがき生きる人間たちの可笑しみ。馬鹿馬鹿しいほどに愛おしく、そして尊い、全くもって無駄なその営み──人生は悲しい喜劇なり。 ショウ・マスト・ゴ…