散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ショー・ミー・ラヴ

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「私なんかみんなの嫌われ者。生きていたくない、死なせて。死にたいの!友達なんかいないのよ一人も!」
アグネス16歳。転校してきて1年半。未だ友達はいない。レズビアンであることは誰にもカミングアウトしておらず、秘めた想いはパソコンの中にだけしたためている。将来の夢は作家。

「騒ぎたい。オヤジを襲っちゃうとか。…退屈なのよ!何もかもつまんない。人生なんかサイテー!息止めて死ぬ」
エリン14歳。学校の人気者でパーティ通いの毎日だが、こんな小さな町で一生を過ごすのはサイテーだって気付いてる(原題:FUCKING AMAL)。将来の夢はモデル。心理学者もちょっといいかも。

「つまんない。恋でもするっきゃない」
イタズラなキッスが目覚めさせる、愛と憎しみ、希望と絶望が紙一重に行き交う恋模様。
たかだか思春期の1コマ。されど、彼女にとっては今が全てだ。

「25年先に幸せになっても仕方ない。私は今すぐ幸せになりたいの」
今、その時。その瞬間に立ち向かわなかった者の言う将来での“成功”って何だ。そんなのクールじゃない。

「道開けてくれる!そこ通りたいの!」
閉塞したこの小さな町で、一歩踏み出す二人だけが獲得するウイニングロード。

‘We are underground
We are underground
And
We don’t care
We don’t care
We don’t care what you say about us’


☆4.9

(2016/05/014)

Underground

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