2019-02-21 ラ・ジュテ 映画ポエム 囚われのロマンティシズム。 夢か、空想か、それは意思か、否か。現実ではないとしても、幸福には違いない瞬間への時間旅行を繰り返す独りの男。探し求めたのは一人の女。 忘れ得ぬイメージの断片は交錯し、記憶の中に生きる“私の幽霊”との再会は、少しずつ場面を切り替えては連続するモノクロの風景。 現実と空想を物語が繋ぐ。想像力が流れゆく時間に穴を空ける。過去と未来の繋ぎ目に、永遠を見させる光の残像。 あるいは、夢ならば醒めないで。 ☆4.3 (2018/07/11)