噂に違わぬスーパーヒーロー映画のベストカップル。忘れ得ぬ、夜空のデートシーン。まさか、こんなロマンティックなラブストーリーだったとは。
真実と正義の宿命を背負って生まれ落ちたヒーローが、守るべき約束を犯してまで、ただ一人のヒロインへの愛を選ぶ。そんなエゴに人間的な原罪や葛藤は生じ、荒唐無稽な存在は我々凡人と同じ色の血の通った超人として、フィクションとリアリティーの狭間に“リバース”する。
“これは幻想でもなく、無責任な空想の産物でもありません”
現実の人類史に描き込まれるフィクション。フィクションが映し出す真実。
アメコミ映画の元祖であります。
☆3.7
(2018/07/07)