2019-02-14 パリ、恋人たちの影 映画ポエム 息をするように愛を語る男の言葉に浸ってばかりいるようでは、至上の愛に辿り着くことはできない、そりゃそうだ。語られないことや嘘に見出される真実の方が、より雄弁に愛の表と裏を物語る。 ドキュメンタルな愛の記憶にフィクションが介入し、感情と思考、男と女、それぞれ2つの視点でもって再編集されるある愛の風景。愛の光と影、美しさと狡さが明瞭なモノクロームに投影される。 ☆3.6 (2018/1/17)