散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ザ・ギフト

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“君が過去を忘れても
過去は君を忘れない”

やった方は忘れても、やられた方はいつまでも憶えている。

本当はやった方も完全に忘れ去ったわけではない。思い出そうとしないだけだ。
過去の誤ちを背負って生きているか、相変わらずのうのうと分厚い偽善者の仮面を被って生きているか。
更生のチャンスがあるとすればそこにある。
それでも償いきれる罪ではないのだが。

いじめっ子は他人の人生を踏み躙って幸せな人生を手にする。この世の常。

せめて映画は、いい人と悪い人それぞれに報いを与える。


☆3.8

(2017/11/07)