散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

45歳からの恋の幕アケ!!

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“情熱的でロマンチック、だからこそ独り…”
“本物のロマンチストはいつだって孤独”
身に染みる名台詞だ。

まさしく、“僕の物語”。さあ僕らと、芸術への無理解、無教養で支配するアイツらとの闘争の物語……と思いきや、色恋沙汰で内部崩壊を起こすのは世の常。
筋書きはあらぬ方向へ。

結末の改変とは、必ずしも悪なのだろうか。頭の中で組み立てた筋書きに符合する結末は唯一なのかもしれない。
でも、お話と現実は違う。人生という物語はもっと自由で、カオスでいいんじゃないか。現実は想像を超えるんだから。筋書きのないドラマなんだから。

僕らが歩む物語において、優秀な読み手は優秀な書き手であり、その逆もまた然りである。
さあ、“新たな結末”への幕アケ!!


☆3.9

(2016/04/12)