何百もの中古車が大挙して爆走するクライマックスは壮観。滾るぜ。
およそ80年代までのカーアクションって、ボンネットがペラペラ舞ったりバンパーがガランと外れたりと、簡単に破損しちゃう感じがいい。エンジン音や衝突音も乾いた感じで。嘘っぽさが好き。
楽しければいいじゃん!を成立させるために重要なリアリティラインの設定も早々に示される、大変親切なドタバタ、ハチャメチャ。
その他大勢の人々は白痴、人の死すらギャグにしていく感じで、オッパイ!っつって。
フィナーレに際し、嘘の上塗りを許容するヒロインのセリフに、ゼメキスの矜持を見た気がした。
☆3.7
(2016/04/11)