散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

おとなの恋の測り方

f:id:eigaseikatsu:20190221034520p:plain

植え付けられた理想を疑うこともせず、甘いロマンチックな恋にすら他人の視線を介入させる。
何もかも、幸せの測り方も他人に委ねる人生でいいはずなかろうが、傷つくことは避けられる。抑圧にまみれて、自らを欺いて、“皆”と同じ常識に拘泥する。自己防衛のための非主体性。

愛なら、有形無形のそういった規範からはみ出したところにあるもの。
ロマンチック、そんなものは傍から見れば狂気。とんだ笑い者。
だけど、だからこそ、危険も滑稽も承知で飛び込む勇気は自由な人生を、自由は愛の人生を齎すはず。

「障害は、君の心の中にある。」


☆3.1

(2018/07/18)