散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

パーティで女の子に話しかけるには

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人生とはタナトスとの相克。
パンクとはブルースの最終形ならば──その轟音と叫びの不協和音こそ、怒れる若者たちの哀歌。虚無に抗う生への欲動だった。

それが恋の衝動に違いないなら、ボーイミーツガール。恋は、世界のすべてを変える。世界のすべてを敵に回しても止まらない恋が、恋で、恋する僕が僕のすべてだったからだ。

いつだって非常識で不道徳なものであるべき恋の狂騒は、自由への共謀。僕たちの疾走に反逆の歌はこだまする。そして儚くも去りゆく初恋の思い出に──崩れそうな空がはざむ、ブルースが鳴る。散文が舞う。


☆3.6