散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ミセス・ハリス、パリへ行く

ドレスを纏う乙女の恍惚。
恋に恋するときめきのような。

いつまでも美しくありたい、その純粋な美への欲望。誰のためでもなく、むしろ私が私であるために着飾る“実存的”な、オシャレがあてどない人生の原動力ともなりうる。ジェンダーレスの世とはいえ、まだまだ特権的なその女性性を羨ましく眺める。


☆4.2