散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ドント・ブリーズ2

アンチヒーローへの嫌悪、もしくは悪魔的な共感との葛藤において、ホラーからアクションへとその様式を変えても尚、本質的なスリラーを持続させる続編。善悪の彼岸にこそ映しえる愛ゆえの所業が、時に孤独の暗黒に光を差し、救いをも齎す。必ずしも善玉の主人公像を保証しない不良なる映画の醍醐味。


☆3.2