散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ワイルド・スピード ICE BREAK

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前作スカイミッションに続き、エピローグを除いては全くの意味不明、荒唐無稽なアクションの連続に唖然とするだけのシリーズと化してしまった。

どこまでもファミリーの一員としてファンでいるつもりだったのも、それはジャスティン・リンの描く“ファミリー”に限ってのものという本音を、とうとう認めざるを得ないところに来てしまった気がする。

ブライアンもいなければミアも、ハンもジゼルも、好きなキャラクターはみんないなくなって、それでオールキャストと言われても。“ファミリー”という言葉も薄ら寒く感じてしまった。

なんだか、魔法が解けちゃった 。

フィクションの上では何でもありの極北をいくシリーズにあって、ただ一つどうにもならないポール・ウォーカーの死がすべてを瓦解させてしまったのかもしれない。
あの突然の別れ以来、今もずっとVANSのスニーカーを拘って履き続ける者が、心機一転、新章を楽しもうだなんて土台無理な話だったんだ。

シーユーアゲイン。
さよなら、僕の好きだったワイスピ。


(追記)
シリーズ第9、10弾にジャスティン・リン&ミア役ジョーダナ・ブリュースター復帰の朗報……!!


☆3.1

(2018/08/08)