散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

トゥー・ラバーズ

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なんと厭わしい。だめだ、こんな映画は見ちゃいけなかった。知らないことになっている真実が眼前を覆う。

惨めで、醜くて、それでも不器用で切実な純情が愛おしいなんて、そんな眼差しは徐々に薄れ。まぁ、なんて気色の悪い営みなんだろうと。

愛の不毛を経て、愛への嫌悪がロマンティックを沈める。

悲しみの果てに何があるかなんて。
知らない、見たこともない。見ては生きられない、本当のことなんて。


☆3.9

(2018/05/08)