散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

バイオハザード:ザ・ファイナル

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矢継早なアクションシーンの繰り返しに、何が何だか。
抑揚もなくリズミカルでもなく、無意味に細かく割られるカットにもう目を瞑ってしまいたくなる。

頭を空っぽにして楽しんで……とはまさにこの惨状。能動性を排除するアトラクションに生まれるのは、感動とは似て非なる身体反応のみ。刺激に対する無意識下の反射。
そんな志向性のものがお正月映画としてヒットしてしまう日本の映画界。大挙して押し寄せる中高生は最早アンデッドなのか。

「格闘予測ソフト」ってマジかよ。
子供だましも大概にしておかないと、文化なんてあっという間に滅びる。


☆2.6

(2017/07/25)