散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

女ガンマン・皆殺しのメロディ

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魂の殺人への“リベンジ”ものを西部劇のそれと重ねるのは、男の浪漫が乗っかるのでこれ厄介。
男性本位の上から目線のファンタジーを手頃な娯楽として楽しんでいいものか。喚起されるエロスが二つの意味で悩ましい。

女の強さは、男のようになりたがることではないはずだ。
ヴァーホーヴェンの『エル』が喝采を浴びる時代に思う。

映画は時の世情を反映する。


☆3.4

(2017/7/14)