散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ズーランダー

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イディオット+デモクラシー=“イディオクラシー”が嘆かれる時代に、今見るべき映画としては「26世紀青年」や「スターシップ・トゥルーパーズ」と同じ箱に入っているであろう本作。

近頃、巷ではブルゾンちえみというお笑い芸人が人気らしく、彼女のキャラクターが、ベスト・オブ・ミラジョヴォヴィッチであるところの、本作のカティンカに一部インスパイアされたものであると聞きました。

また、これまたテレビに引っ張りだこの、りゅうちぇるというタレントがこんなことを言っているらしく。
「モデルというのは色々な服を着こなせる人。読者モデルというのは自分の好きな服を着て自分の個性で勝負する人。自分は読者モデルです」
みんなが、操り人形ばかりではないのです。

自己の特異性を見つめ、愛し。他者の多様性を認め、愛する。
すべては、レディー・ガガが掲げた“Love trumps hate” に通ずる戦いなのです。


☆3.4

(2017/2/26)