散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

K-19

半世紀経って、米ソ冷戦期に乗り越えたはずの「核戦争」の危機と再び対峙しなければならないとは。命を賭して世界を救ったかつての英雄たちは何を思うだろうか。あるいは祖国に忠誠を誓う──祖国とは、一体誰の何のためのものであったろうか。一人の暴君か、一部の妄言に大勢の“家族”が引き裂かれる、まったくもって理のない戦争の馬鹿馬鹿しさにやるせなさよ。


☆3.3