散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

2022-10-14から1日間の記事一覧

僕とカミンスキーの旅

芸術家とミューズという歪な関係性からしてそんなロマンスに孕んだ悲劇性。虚構と現実。女のために生きる男と、人生を生きる女の真実を皮肉にも、辛辣にも明かしてみせる百年の恋の結末。 “ぼくにはすべて、きみには最後”という愛の詞を思い出す。ただただき…

K-19

半世紀経って、米ソ冷戦期に乗り越えたはずの「核戦争」の危機と再び対峙しなければならないとは。命を賭して世界を救ったかつての英雄たちは何を思うだろうか。あるいは祖国に忠誠を誓う──祖国とは、一体誰の何のためのものであったろうか。一人の暴君か、…

愛が微笑む時

悔いなき人生など叶い得ないなら、やらない後悔よりやった後悔。傷つくことを恐れず挑戦する者に、きっと天使は微笑む。ケ・セラ・セラ。 ☆3.9