散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

フワちゃんのゲスト出演が示唆的なように、健全な世代交代を経て、ようやく永遠の5歳児に時代が追いついた感じ。それこそエリート教養的なアップデートなど要するまでもなく、しんちゃんはしんちゃんらしくあるがままにいつも優しく、楽しく、今をモーレツに生きている。その正しさを品のありなしで断罪するような、PTAが幅を利かせるような世の中では少なくともなくなった。

劇場版は原恵一期以来のご無沙汰ではあったが、まさしく「オトナ帝国」を彷彿とする激走のクライマックスに感涙必至。あの頃、無心に、ただ無我夢中に一生懸命であった日々の瞬きがよみがえる──青春は、ファイヤー!!


☆4.0