2019-02-21 ムーンライト 映画ポエム 忘れ得ぬ完璧なラストショット、それだけでもう名画に違いないのだ。そういう映画は終わっても終わらないから。目に焼き付いた鮮やかな光源は、これから繰り返し再生されるであろう記憶の欠片となるのである。 涙の水滴に溺れそうな月夜にきっとぼくは、“ブルー“に輝く愛の映像詩を心に浮かべることだろう。亡き“父”の逞しくも哀しげな、それでいてやっぱり大きな背中の感触を思い出しながら。 ☆3.8 (2018/07/25)