ひとまず万里の長城だとか、中国4000年の歴史とかは横に置いといて、『ロード・オブ・ザ・リング』や『進撃の巨人』なんかと同じように、まるっきり架空の世界の昔話だと思えばいいんじゃないかな。
人間とは類似性の希薄なクリーチャーに暗喩としての機能は乏しく、「壁」という今日的なモチーフが強いメッセージを訴えかけることもないが、そこは表層的に、目に映るものだけを見ていればいいんじゃないかな。
頭のいい大人が散々にこき下ろすトンデモ映画だとしても、世界中の物好きな映画少年、映画少女にはきっと届いてるんじゃないかな。
☆3.1
(2018/06/06)