散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ネオン・デーモン

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“美はすべてでなく唯一”
だれも彼も、彼女もまた、美醜による価値判断から逃れる術を持たない。

極彩色に点滅する耽美と露悪の反復に眩暈する。
NWR独特の知覚を通して覗かれる倒錯的寓話の、その内面は案外ピュアなもの。先鋭化したピュアがゆえの狂気性を孕んでいる。


☆3.9

(2018/1/21)