思春期の悩みが複雑だなんてことは別になくてね。そのシンプル過ぎる答えの途方もない哀しみに初めて触れて、ちょっと呆然としているだけさ。
突然、泣き出したり叫んでみたりするのは、確かにどうかしてると思うけど、理由もなくそうするわけでもなくてね。
意味がないことにどうにか意味をもたせようと、抗ってたりして。
運命論と背中合わせの厭世が襲ってくるから。人生に冷めきってしまわないように、この虚しさに傷をつけているところ。この痛みを忘れて、つまんない大人にならないように。
思春期は気づきの季節。途方もない虚無の中で、見つける未来。
さぁ、パーティーを抜け出そう。
“アイラブユー”のおまじないで、きっと僕らはどこまでも行ける。そのはず。
☆3.7
(2017/11/26)