衝撃的な“事実”を前に、映画はドラマチックを放棄する。
見る者に、記者の取材内容を聞き取らせ、調査報道の過程に注視させる極めてシンプルで硬派なつくり。
抑制された演出は無闇に主人公たちを英雄視せず、事の全容を安易に解釈されることからも遠ざけようとする。
組織が生んだ罪とその闇に、光を当て正そうと対抗し得るのもまた組織の力。
システムの戦いに審判を下すのは、国家や或いは人類の築き上げてきた歴史。
歴史の前線に立つ、職業人の“プロフェッショナル”を称える。
☆4.4
(2017/7/05)
衝撃的な“事実”を前に、映画はドラマチックを放棄する。
見る者に、記者の取材内容を聞き取らせ、調査報道の過程に注視させる極めてシンプルで硬派なつくり。
抑制された演出は無闇に主人公たちを英雄視せず、事の全容を安易に解釈されることからも遠ざけようとする。
組織が生んだ罪とその闇に、光を当て正そうと対抗し得るのもまた組織の力。
システムの戦いに審判を下すのは、国家や或いは人類の築き上げてきた歴史。
歴史の前線に立つ、職業人の“プロフェッショナル”を称える。
☆4.4
(2017/7/05)