散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

欲望のあいまいな対象

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「人生で最も大切なのは私自身」とその若い女。自由に我が身を弄ぶ女に対し、“あいまいな欲望”の囚われの身であるその初老の男。

愛について、男はいつまでも“純真無垢”なままである。

試され続ける情愛と愛欲の間。嗚呼、滑稽。


☆3.9

(2016/05/26)