散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

Mr.タスク

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見ながらに、何なんだこれは?何がしたいんだケヴィン・スミス……?と、クエスチョンマークが浮かび続けるばかり。
ホラーを期待してると肩透かしを食らうだろうし、かと言って、残酷が笑いに変わるホラーコメディかと言うと、そう痛快な描写もない。
うんたらかんたらくっちゃべるのを眺めてニヤニヤ。若しくはイライラ。
定型を拒んだ野心作か、さもなくば観客を無視した人を食ったような映画か……。この作品が存在するに至った目的が皆目検討つかない。否定してるのではなく、全くの謎として。

タランティーノ映画を思わせる、無駄な会話は今作のみそ。個人的にこの手法への疑問はやはり拭えないのだが、カムバックしたハーレイ・ジョエル・オスメント君のお陰で、微笑。最早、コメディリリーフの輝き。癒し系、ゆるキャラの如し。


☆3.2

(2016/04/10)