散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章

POV作品としては稀有なほどのキャストのカリスマでもって牽引するシリーズにあって、工藤、市川の不在を補うべく、カメラマン田代が奮闘を見せるも力及ばずといったところ。宇野と白石の虚実をうつろう迷コンビも、「コワすぎ最終章」と身構えることにはやや肩透かしの感を否めない。大団円とも言いきれない消化不良を抱えながら、広げに広げた大風呂敷を撤収し、リブートをかける新章への原点回帰に期待する。


☆2.9