散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日

なんとかなるさ。
なんとかしてみせるさ。

彼らのそれは、きっとその場しのぎの気休めなんかじゃなくて、今日の日がどんなに辛く悲惨であろうと明日は必ずやってくる、明日への希望を信じ、共に生きようと約束するつまり愛の言葉。
不運であっても不幸にはしない。決して、人生を嘆き貶めない。最低な一日もかけがえのない一日に変わりない、変えてみせるというタフでユーモラスな“楽観主義”へのお呪いとして響き合うものだ。

特典映像にて、舞台裏を主観撮影するエド・オクセンボールドくんの様子が、次作『ヴィジット』での役柄と重なるようでほっこりする。


☆3.9