散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑

原作の持つ“残酷性”をバイオレンスに振り切って再解釈し、大人の観客をも熱狂と笑いの渦に巻き込んだアクションエンターテインメントの続編としては、ややハートフルに寄りすぎる。新たにワイスピばりのケイパーアクションを繰り広げるものの、終始、空転を続けるドタバタに乗り切れず。劇中、揶揄するような“商業主義”ではないにせよ、よい子のためのファミリームービーへと対象年齢を下げてしまった感が否めない。


☆2.9