散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ザ・ウォーカー

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読む、読み込むという行いが信ずることへのたった一つの道である。

粉塵が舞うセピアの終末世界をひたすらに歩き続ける“ただの男”の物語に、仄めく神話性を一人牽引するデンゼル・ワシントンという存在感は、光で綴られた書、すなわち映画という新たなる聖典における“士師”そのもののようだ。


☆3.6

(2017/10/19)