散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

われらが背きし者

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“血の金”を回す「悪」の組織を背きし男に、手を貸す男。
巻き込まれざるを得ないのは、見過し得ない“信義”が共鳴する運命的な鉢合わせ。

女流監督の、家族や友への「愛」を至上とするウェットな視点に醸されるムードは、ジョン・ル・カレ原作ものとして異色。


☆3.6

(2017/10/06)