散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ハイ・ライズ

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エロス、グロテスクの露悪的な退廃のイメージがカオティックに連続するストーリーテリングに貫かれた、病的な階級社会の寓話的表現。

その文体こそが、“道理よりも強力な理論” に感服するそのものであった。

しばらくぶりに現れた、奇才と冠するに相応しい映画監督ではないだろうか。


☆3.9

(2017/6/13)