“共通の利益”の下に集まるプロフェッショナル集団とは違う行動原理が働く、トム・クルーズのスパイ大作戦。第5作。
第4作より新たな主要キャストを迎え、チームは若返りを図った。若き日にはワンマンで任務を遂行してきたイーサン・ハントも部下を従える立場が功を奏し、IMF(Impossible Mission Force)はチームプレーを主とする集団に生まれ変わった。
そんな新生IMFで、イーサンとベンジー、ブラントとルーサーがバディを組む形でチームの距離をさらに接近させるのが今作。ニューヒロインとはキスシーンすらない潔さで、真のヒロインは身内の側に。
合言葉は「友達だろ?」「イーサンは俺のダチ」。イーサンを長にしたファミリーの絆、チームワークが新章の魅力。
シリーズ最高傑作『ゴースト・プロトコル』でリブートした勢いを、見事引き継いだ。
☆4.2
(2016/04/17)