散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

MEMORIES

f:id:eigaseikatsu:20190120055544j:plain

日本映画界が失った才能、今敏が脚本で参加している『彼女の想いで』は、アイデアの所在は正確に判断できないものの、記憶と現実が入り混じる世界観と、映画オマージュは彼のタッチ。『惑星ソラリス』は無関係ではないだろうと見た。

得体の知れない恐怖と、政府当局の怠慢を描くパニックムービー『最臭兵器』においては、95年公開当時と、やはり3.11以後の現在では、ブラックコメディとしての笑えなさに考えが及ぶのも強引な話ではないのでは。


☆3.4

(2016/03/24)