続編ものには珍しく、パート1に勝るとも劣らない名作。前作を凌ぐほどの生理的嫌悪感とは、つまり悪魔の誘惑にさらされた無垢が次なる女の誘惑におそわれる悪夢、その悦楽に溺れるものであった。 道徳の顛倒に魅せられた新たなる世界観。大層コミカルな怪奇…
道化師は素顔見せずに。白痴は真実を語り。アダムス一家は不幸を笑い。死臭と腐敗のこの世の墓場でワルツを踊る。 “怒れる群衆”、そっち側の真人間の一味に違いなかった私にとって、この道徳の顛倒がいかに汚らわしく魅惑的なものであったか。現在にも続く眩…
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