散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

私がクマにキレた理由(わけ)

傍観者でなく観察者であれ。
互いに影響し合う社会的動物の一員として、未知の世界に身を預けてこその学び、気づき。その自己発見に意味がある。

ニューヨークはマンハッタン島のアッパーイーストサイドにおける人間観察記。世界で最も裕福で特異なローカルより導き出される普遍的価値。


☆3.2

ベン・スティラー 人生は最悪だ!

手作りのミックステープ(CD-R)に想いを託す、幼くナイーブすぎたロマンチストの憂鬱。今を生きれず、過去を生きなおす。

孤独を自由と。何もしないことをしている、人生のムダを生きていると強がる。下手な道化を演じ続ける40男の涙も枯れ果てる。


☆3.8

マリグナント 狂暴な悪夢

ライドアトラクションとしてのホラーの名手という先入観それ自体が巧みなミスディレクションとして機能。ジェームズ・ワンがさらなる新機軸を打ち出す。様々な古典よりベタを貼り合わせた先に、思ってもみない仰天のヴィジュアライズ。かつてない新鮮な驚き、笑い、それでもホラーと呼べる類の感動に満ちた怒涛のクライマックス。映画趣味の醍醐味を再確認する。


☆3.7