散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

マリグナント 狂暴な悪夢

ライドアトラクションとしてのホラーの名手という先入観それ自体が巧みなミスディレクションとして機能。ジェームズ・ワンがさらなる新機軸を打ち出す。様々な古典よりベタを貼り合わせた先に、思ってもみない仰天のヴィジュアライズ。かつてない新鮮な驚き、笑い、それでもホラーと呼べる類の感動に満ちた怒涛のクライマックス。映画趣味の醍醐味を再確認する。


☆3.7