散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結

『スーパー!』を思い起こすポップグロテスク。見下げられたポンコツ軍団の特攻大作戦がガンの露悪趣味と相性抜群であることは言わずもがな、ハーレイ・クイン気狂いピエロとしての魅力を最大限に発揮させる手腕も見事。
ヒーローを再定義することに腐心してきたDCEUに、元来アンチの立場から正義の顛倒を起こす明快なカタルシス。虚実重なるガンの境遇を含め、シリーズの仕切り直しを託されるのも納得の、まさかの超快作。


☆4.2