どこぞ砂漠や荒野のロケ地が、何光年と先の惑星（衛星）のそれに見え始めればそれがすべて。
世界の見え方が変わる映画と、見たこともない世界を見せてくれる映画に大別されるならば、SFは後者を特権的にも映し得る。
『オデッセイ』みたいなサバイバル、『2001年宇宙の旅』みたいな人工知能、『遊星からの物体X』みたいな“共生”、『エイリアン』みたいなクリーチャー、『スター・ウォーズ』みたいな相棒、『インターステラー』みたいなひも理論。
それら、ロマンの具象化。
確かにどこかで見たような、しかし百人百様に一つとして同じものはない外宇宙への夢を描く。
☆3.2
