散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

バンブルビー

f:id:eigaseikatsu:20201228020521p:plain

異常な怪作から凡庸な佳作へとの指摘は一理あるも、マイケル・ベイの創り上げるカオスと、メカニカルなグロテスクにどうしても生理的嫌悪感を覚えてしまう身としては、待望のスピンオフシリーズ。
それも舞台は1987年のメモリアル。80'ノスタルジーからなる青春グラフィティが怒涛のロボットアクションへと“トランスフォーム”するミクスチャームービー。その古くて新しい様式美に新鮮味はなくとも、どこかで見て聞いたような映像、音像が、あの頃と今を接続する──これならばついに言える、幼き日の“夢の実写化”であると。


☆3.8