『her』から『ブレードランナー 2049』まで、“理想の伴侶”を描いた男のそれが悲劇性を帯びた、ある種の独りよがりなナルシシズムに帰結するものであったなら、対して、プリミティブな営みの中にフィジカルな繋がりを求める、女性の視点に立つ本作の、つまりは他者性への眼差しには、性差におけるアルゴリズム的限界を突きつけられるものがある。
☆3.5
『her』から『ブレードランナー 2049』まで、“理想の伴侶”を描いた男のそれが悲劇性を帯びた、ある種の独りよがりなナルシシズムに帰結するものであったなら、対して、プリミティブな営みの中にフィジカルな繋がりを求める、女性の視点に立つ本作の、つまりは他者性への眼差しには、性差におけるアルゴリズム的限界を突きつけられるものがある。
☆3.5