散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ヒッチャー ニューマスター版

ブレードランナー』を思い起こす雨と光のレイヤーに、ルトガー・ハウアーのカリスマが浮かび上がる。凶悪かつ純粋な狂気に引きずり込まれる恐怖のデス・ロード。無人のハイウェイに砂漠の荒野を想起すれば、マッドマックス的なカーアクションの神秘性に美しさや儚ささえ漂う。答え合わせのように撮影監督ジョン・シールのクレジットを見つける。


☆3.3