散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

人生はシネマティック!

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人生は、シネマティック!

ヒステリックだがストイック
ヒロイック、パセティックで
ロマンティック

ビューティフルに
ビューティフルに

生きて、死ぬ、ための
僕らの人生、人生!

毛皮のマリーズ「ビューティフル」より)

まるで映画のような人生を。
まるで人生のような映画よ。

ささやかな日常を愛とユーモアで、あるいは哀しみの、喪失の日々を涙で包むシネマティック、つまり映画を愛するロマンチシストの。すべての無作為、無意味な死にも、意味を与えるストーリーへの信仰。

ハッピー・エンディングの大ウソにだって、僕らは人生を重ねて見てる。ウソが伝えるマコトを見てる。
そして、エンドロールに思い溢れる。
「映画って本当にいいものですね」
ならばきっと、この人生は素晴らしいものですね──。

"Their Finest Hour and a Half"

それは、人生の美しさを語りうる至高の一時。


☆3.9