散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

アルカディア

f:id:eigaseikatsu:20200125181444p:plain

類するならば、M・ナイト・シャマラン『スプリット』級の衝撃!

さすが、あっぱれ。我が偏愛映画『モンスター 変身する美女』の監督コンビ。ワンアイデアのジャンルムービー界隈において、彼らはそんなお約束からさらなる捻りを異次元に加える。

まさかあんなところにユニバース化の種があったなんて。(とはいえ妙に予感めいたものはあった……)感嘆のラスト30分、つまりは92分+112分に渡る物語の第3幕。この「結末」に向かう伏線回収の快楽、その真価を知りうる奇特な映画フリークが、世界中を数えてもどれだけいるのかという不安と、そして優越感に浸りながら。


☆3.7