散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

ソウ ザ・ファイナル 3D

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因果応報のサイコスリラーがただのトーチャーホラーに成り下がり、ついにそのグロテスクもコメディーに転倒しかねない、もはや失笑のシリーズ完結編。
なんて言いながら、10年遅ればせながらも全作コンプリートしてしまったのは、第一作の衝撃に見合った長い長い余韻とでも言い得ようか。

終わりよければすべてよしとも言えるし、物語を終わらせることが何よりのファンサービスだとも言える幕切れだろう、正真正銘の「ゲームオーバー」。
だがしかし──。

“クリアドーン”
夢の終わりは一日の始まり。すなわち、悪夢はつづく。


☆2.6