散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

羅生門

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土砂降りの雨音に交じって響き渡るけたたましい高笑いの正体は、鬼でもなければ悪魔でもない、他ならぬ人間様の本性に違いない。

人という人を、己の心すらも信じられないこの世の地獄。

誰もが嘘をついているとして、どれもすべてが真実であり得るという。
わかんね。さっぱりわかんねぇ。怖ろしい話だ。あゝ、まことに怖ろしい。


☆3.7