散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団

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コンビニ店員のバディムービーということで、『クラークス』の精神的続編で原点回帰でも図ったのかと思いきや、まさかあの奇天烈な『Mr.タスク』と世界観を同じくするスピンオフ作品だったとは。そういえば、ダルそうに客対応するイカした女子高生2人組いたいた。 

まぁしかし、こりゃ“傑作”。開いた口が塞がらないほんと駄話。
“批評”も何もない、スミス家とデップ親子によるファミリームービーが微笑ましいじゃないの。
リリー=ローズ・デップとハーレイ・クイン・スミスは本当に幼い頃からの親友らしく、バイブス高めで超キュート。それは愛娘を見守るパパたちの眼差しとも通ずるもの。

Babe, I love you.
babe, i love you......♪

映画なんて、2時間弱のうちのたった1カットにでも真実の何とやらが映り込んでいたならそれで十分。
ベストフレンドたちの絆や親バカの溺愛っぷりが全編を通して零れちゃっていたなら、もうオッケー。
それも愛だ。

あと付け加えるなら、癒し系、ゆるキャラの如く鉄壁のコミックリリーフとしてのハーレイ・ジョエル・オスメントくんが相変わらず最高だった。

続くカナダ・ユニバースの第三幕『ヘラジカ・ジョーズ』も、のんびり楽しみに待ちたい。
こんな風に生温い映画こそ心地のいい季節も巡ってくる。


☆3.5

(2018/4/03)