ウソだらけのこの世界で、夢も希望も見当たらないこの町で、こんな寂しいロンリーデイズで。
週に一度さし込む一条の光は、ダンスホールのミラーボールのその光と、途切れることなく鳴り響くディスコ・ミュージック。
未来はいつも今夜 。踊ることが人生で、一瞬という永遠を生きる。
将来に夢は抱けなくとも、ミラーボールが照らす夢うつつの美と光、狂乱と陶酔の“フィーバー”を手にする。
この夜は俺たちのものだ。
躍らせる音楽と、夢中にさせる男。
ディスコだけどロックなんだ。ロックってのは佇まいのこと。
ブルース・リーやスタローンもいいけど、俺たち青二才の“キング”は、無教養で世間知らずのくせにカッコつけて、カッコ悪くて情けなくても、カッコつけようとする、トラボルタあんただ。
生きることに意味や理由なんかなくても、生きることに逃げ道はなくて。
生き抜くしかない。
“ステイン・アライブ”
人生を踊ろう。
☆3.5
(2018/3/10)